風林火山

言わずと知れた武田家の御旗に書かれし言葉で、今日テレビでやっていた日曜洋画劇場の題名です。
で、私、丁度この原作、井上靖の「風林火山」を先ほど読み終えたところだったのですよ。
すっごい偶然！
この話、戦国時代の名将武田信玄に仕える軍師、山本勘助が主人公。
武田信玄の話はいくつか読んだことがあったのですが、勘助の話を読むのは初めてでした。

テレビのほうは、もちろん原作に忠実に・・・とはいかないようで、削除されたところも変えられたところも多かったですが、うん。やっぱり面白い！

ただ・・・

信玄役はもう少しおおらかで飾らない雰囲気がよかったな。
そして由布姫(信玄…てか晴信が滅ぼした諏訪氏の娘で、武田勝頼の母)に剣を渡さないで欲しかったな。
(原作にはない)
信長の正室、濃姫にイメージが重なるしさぁ・・・。
主人公、山本勘助の異形の姿かたちやこまごまとした策略や心情がないのもさみしい・・・。
これじゃあ勘助の有能ぶりが解らないじゃないか！
(戦国時代の、策略策謀大好き。だから勘助は好き。)
くすん。

・・・という不満もあったり。
由布姫、板垣はイメージどおりでした。
で、やっぱ謙信好きだなぁ・・・うん。
一番納得の行かなかったのはその謙信と、信玄との一騎打ちにあったのですけども。